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平澤真希

伊那市の森のこと

50年後、もっと森と人との暮らしが近づき、ともに豊かであるように。
南アルプスと中央アルプスの2つのアルプスに抱かれ、市域の82%を森林が占める伊那市は、
この森をよりよい形で次の世代へ引き継ごうと、
2016年2月「伊那市50年の森林(もり)ビジョン」を策定しました。
森林は、昔から私たちの生活と深く結びついていましたが、
いつのまにか、暮らしの中でも、産業としても、そのつながりを見出すことが難しくなってきました。

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そこで、50年後の森林のあるべき姿を考え取り組んでいるビジョンでは、
“山(森林)が富と雇用を支える50年後の伊那市”という目標を掲げ、
社会林業都市=「ソーシャル・フォレストリー都市」の実現を目指しています。
ソーシャル・フォレストリー都市とは、森林の利活用が市民参加で進められている状態で、
市民を主役とした自立的な経済の循環を構築する新しいビジネスモデルの創出を目指します。

伊那市の森と
ネイチャーピアノ

50年の森林ビジョンを推進する伊那市は、様々な観点から森の活用などについてすすめています。
その一環としてIna Valley Forest Collegeにおいて、
人材育成や地産地消による新たな商品開発、森林の多面的利用が行われています。
ネイチャーピアノは、文化的な視点を通じて、新たな森の価値や見せ方、魅力を伝え、
林業分野における新たな関係人口の創出や、自然の中での文化・教育、
保健休養効果とともに伊那市の魅力発信に大きく貢献するものです。

千代田湖

標高1,300メートルにある、
カラマツやヒノキなどが点在する豊かな自然に囲まれたキャンプ場です。
1953年に灌漑用ため池として造成された千代田湖は古くから
「殿様清水」という名が残る湧水による湿原であります。
夏はキャンプやアクティビティでにぎわい、ヤマブキ等や高山植物の花が色とりどりで、
湖と周囲を囲む木々が避暑地としても最適です。
また、秋から冬にかけて特に冷え込んだ朝は、
湖面に霧が立ち込め幻想的な雰囲気になります。